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部下の話をさえぎるな

一流のリーダーが身につけるべき“5つのK”のふたつ目、「謙虚さ」について考えてみたい。

見たくないものを見てしまって、嫌な思いをすることは誰にでもある。もう4、5年前のことだろうか、私自身も、とある企業を訪問したときに経験した。ある会合で知り合った社長を訪ねた時のことである。

用事も済んで社長室からエレベーターに向かおうとしたとき、社長室の隣のオープンドアになっている専務室から、そこには似つかわしくないほどの罵声というか怒号が聞こえてきた。

「いったい何をやっているんだ、馬鹿野郎。年ばっかり食いやがって…」

間の悪いことに、ちょうどその専務室の前にさしかかっていたため、一瞬、その専務と目が合ってしまった。エリートとして若 く専務に抜擢された人物である。一人ソファーに足を投げ出して座り、年上と思しき部下を立たせたまま叱りつけていた。 

地位が上にいくと威張る人をよく見かけるが、これは中途半端なリーダーといっていいだろう。優れたリーダーは謙虚さを持ち合わせており、むやみに威張ることはない。 

なぜ一流の人間、リーダーは威張らないか。「実力」「実績」「自信」という、3つの「ジ」を備えているからだ。しっかりと勉強をしているから、実力を備えている。その実力をもって仕事にあたるから、実績をあげる。本当の意味で自信があるから、いまさら肩肘張って威張る必要がないということだ。「謙虚さ」とは、最終的にふたつに凝縮される。

ひとつは、吉川英治氏の言った“我れ以外、皆我が師”という言葉に尽きる。“どんな人からでも何かを学ぶ”、そんな気持ちで他人に接する人は伸びる。
もうひとつは、人の話に耳を傾けるということ。遊び心を持って言えば、神様は、「しゃべるよりは聞く方が大事」と決めている。クチがひとつに対して耳はふたつあるという事からして、聞く方が大事だといっている。さらにいえば、耳の位置はクチより上にあり、人間にとって大切な脳に近い。

だが、世の中の経営者には、クチは七つも八つも持っているくせに、耳はひとつかゼロという人が多い。聴くことの大切さは、部下の話をさえぎらないということでもある。 人の話を聞くことは、時としてイライラするものだ。そのため、“3割聞けば言わんとすることはわかる”となってしまうことも多い。

しかし、こうした態度は危険を伴うものである。ここは忍耐に徹したい。なぜなら、こちらが「けっこう聴いているな」と思っているほど、部下は「聞いてもらっている」とは感じていないからだ。 8割か9割は聞いていると思っても、相手はせいぜい3割しか聞いてもらっているとは思っていないのである。

どんな人からでも、何かを学ぶつもりでよく耳を傾ける。そんな謙虚さを備えてこそ、一流のリーダーたりえるのである。